脇腹が痛む60代女性

■2020/11/17 脇腹が痛む60代女性
「脇腹が痛い」と言って

半年ぶりに

来院されたこの婦人は

新型コロナウィルス騒ぎになって以来

「電車に乗ったことがない」

そうだ。


2週間前に

家の中で運動していた時

右脇腹を

痛めてしまったので

近所にある

トレーニングジム内の整体に

何回か通ってみたという。


しかし改善しなかった。


それで

やはり電車に乗って

新生院に行くしかないと決心し

来院されたのだ。


彼女が指差す

脇腹を診ると

肋骨の9番と10番の間隔が

かなり狭くなっていた。


ということは

9番と10番の

肋間筋が縮んで痛むのだ。


一見

2本の肋骨の間隔を

広げてやれば

簡単に済みしそうに

見受けられるが

いくら広げようとしても

動かない。


ふと内側の横隔膜が

硬くなっているせいではないかと閃き

首にある横隔膜のツボを

刺激してみる。


すると

自然に肋骨が正しい位置に

戻っているではないか。


「あらっ、痛くなくなった」

と彼女。


「ここに来れば改善すると

分かっていたんだけれど

電車に乗るのが

何となく怖くて」

と言い訳をする彼女。


「世の中はとっくに

以前の状態に戻っていますよ」

と私。


トレーニングジムのトレーナーも

多分、9番と10番の

肋間筋が縮んでいるのが原因であるとは

気付いていたと思う。

しかし

肋骨下部の内側にある

横隔膜が硬縮しているために

(外側から)いくら広げようとしても

できないのだと

思い至らなかったようだ。


このケースは

私も初めての

体験であったが

閃きが教えてくれた。


30年近くも

整体業を営んでいるが

何でも体験しているわけでない。

このように

新しい症状と出会う場合も多くある。


そんな時に

大抵、閃きが

私を導いてくれるのだ。




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新生院
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