左脇腹に鋭い痛みが走る40代男性

■2021/01/26 左脇腹に鋭い痛みが走る40代男性
この男性は時々来院される方である。

今回は玄関で靴を履こうとして

左脇腹が激しく痛くなったという。

靴ベラを使わず

人差し指で踵を入れようとしたのが

いけなかったとも仰る。


ベッドに仰向けになっていただき

その痛むという辺りを

触れてみると

脇のすぐ下に

肋骨の間隔が

狭くなっている部分がある。


「いてて!」

その間隔を

広げようとすると

激しく痛がる。

これは別の所から

刺激するしかない。


ふと閃いて

首の横隔膜のツボから

下に筋を探ってみる。


指2本分下がったところに

硬く張っている部分があった。


左右同じ部分に触っても

左側だけが張りが強く

痛みを訴えるので

そこを緩むまで

刺激をし続ける。


30秒ぐらいすると


「あっ、楽になった」

と本人。

それから例の肋骨に触れてみると

「さっきの痛みが治まっている。

不思議だ」

と驚く彼。


このツボは

前から知っていたわけでない。

横隔膜のツボから

探してみただけである。


閃きとか感覚が導くままに

行動すると

こういう新しい発見が

いつもあるのだ。


彼の奥さんが

1週間後に来院されたが

「2日後に違和感がなくなったと

言ってましたよ」

とのことだった。




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