首痛で4年ぶりに再来院された40代婦人

■2020/04/15 首痛で4年ぶりに再来院された40代婦人
テニスを高校生の息子と楽しんでいる途中

急に首が痛くなったというこの婦人。


当院が3年半前に今の住所に

引っ越す以前の

旧住所に通っておられた方である。


当院の引っ越しが契機となって

足が遠くなり

自宅に近い治療院に

通っておられたそうなのだが

今回の首痛は

そこでは手の施しようがなかったという。


来院されてお話を伺ってみると

「やっぱり首痛は

先生にお願いするしかありません」

と仰る。


ベッドに座っていただき診てみると

首が異様に太くなり

カチカチに固まっていた。

前後も左右も全く動かせないという。


寝違えからくる重度の症状だと

全く動かせないのは同じにしても

首が曲がって

頭が項垂れているものだが

全く状態が違っている。


こういう硬く張った首筋は

揉んでも絶対に緩まない。

原因が他にあるからである。

(彼女が通っていた治療院は

多分そうしたのだと思う)


頸椎に触ってみると

棘突起がジグザクしているのが分かる。

まずここから始めることにする。


その棘突起を

上から下に向かって矯正する。

3セット丹念にそれを繰り返すと

首が急に緩んで細くなり

動かせるようになった。


更に小胸筋を確認すると

肋骨にへばり付き

弾力が全くない。


これではいけない。

この小胸筋の癒着を

烏口突起からから肋骨中部まで

念入りに緩めていく。


繰り返しているうちに

首が引っかかりなく

動くようになってきた。


小胸筋の癒着は五十肩にも

悪影響を及ぼすが

僧帽筋とか斜角筋をも硬縮させる。

つまり首筋が硬くなるのだ。


おそらく今回の首痛は

小胸筋の癒着が引きがねとなり

硬くなっていた首筋を

テニス中に痛めることになったのであろう。


彼女は1週間後再来院された。

かなり改善はしていたが

小胸筋、胸鎖乳突筋を緩め

頸椎の矯正をすることで

本来の細く長い首に戻り

全く問題のない状態までに

改善した。





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