逆流性食道炎で夜寝るのが辛い40代女性

■2019/12/20 逆流性食道炎で夜寝るのが辛い40代女性
この女性は年に1回ぐらい

来院される方である。

子供の頃から

胃腸が弱かったそうで

最近になって

時々起きる逆流性食道炎が

ひどくなり

夜寝るのが辛いと仰る。


内科に行き検査をしてもらったら

「胃はそんなに悪くないですよ。

年齢的なものもありますから

心配しなくても大丈夫」

との診断結果で

薬を処方された。


しかし

その薬を服用しても

一向に改善されなかった。


困り果てていた時

当院のことを

ふと思い出されたようだ。


この女性は神経質なタイプなので

安心させるために

医者が

「心配しなくて大丈夫」だと

言ったようにも受け取れるが


その言葉は

医者がよく使う

責任逃れのための

常套文句である。


「加齢ですね」

「更年期障害ですね」

「自律神経失調症ですね」

といった類の言葉だ。


その言葉の裏には

「もし薬の効果がなくても

私達医者の責任ではありませんよ。

あなたの身体のせいですからね」

といった意味合いが込められている。


日本人は人が好いので

医者の診断に不信感を持つことなく

大人しく受け入れているが

「納得できない」と

反発すべきだと思う。


身体を診てみると

彼女は猫背がひどいタイプなので

全ての内臓が

肋骨に押し下げられて

下垂状態になっている。


これが内臓を不調にしている原因である。


逆流性食道炎は

食道の噴門部が閉じ切れなくなっている

から起きる。

閉じ切れないから

胃の内容物が

食道に逆流するのだ。

特に身体を横たえると

逆流は顕著になる。


それを改善するには

胃を柔らかくしてやればいい。

噴門部も柔らかくなり

収縮度があがるので

逆流はしなくなる。


肋骨を上げ内臓全体を上げるために

大腰筋の癒着をリリースしてやる。

それで肋骨は上がった。


同時にポッコリお腹も

少し改善されている。

内臓が上がったのだ。


それから

胃、十二指腸、肝臓、胆嚢を

刺激してあげる。

しばらくして

胃が柔らかくなったところで

本人に確認してもらうと

「触っても痛くないし、

違和感がなくなりました」

とその女性。


その日から2週間経ったが

何の連絡もないところをみると

おそらく改善されたのであろう。





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