整形外科で一生治らないとレッテル貼られた70代男性

■2019/08/07 整形外科で一生治らないとレッテル貼られた70代男性
少し前から来られている

この男性は芸術家のような

雰囲気を持たれている方である。

サラリーマンだった人では絶対に

こういう雰囲気にはならないだろう。

不思議な感覚を

感じさせられる男性なのだ。


この方の腰痛歴は長く

整形外科では変形性腰椎症

と診断され

「これは一生持っていくしかない」

と断言されたという。


ベッドに俯せになっていただき

確認してみると

これはひどい。

腰椎が曲がりくねり

グリグリしているのだ。

これでは座っているだけでも

大変だろう。


腰椎だけに捉われていると

木を見て森を見ずに終わる。


腰椎が真っ直ぐ伸びれない理由は

一番下の腰椎5番が

乗かっている仙骨が

傾いているからで


この男性はその傾き度が

大きすぎるから

ひどいのである。


仙骨が右側寛骨に寄り

かなり右上がりに

傾斜している為に

腰椎が真っ直ぐ上に

伸びることができなくなり

ジグザグしているのだ。


仙骨が片寄るのは

少し深めに位置する

多裂筋が関係している。

硬縮して

引っ張っているのだ。


その硬縮している多裂筋を

伸ばす骨盤矯正をしたら

仙骨の傾き度が

かなり改善された。


次は

グリグリした腰椎の矯正をする。


施術が終わり

ベッドから降り立って

前屈、後屈をしていただくと

来られた時より

ずっと身体が柔らかくなっていた。


ただ歪みに年季が入っているので

一筋縄ではいかない。

週に一回の割で通っていただくことにした。



「先生、すごい!」

4回目の施術に来られた時

男性が目を輝かせて

「ゴルフが出来たんですよ。

1万歩以上歩きましたが

何とかやり通せました」

と仰る。

「前は痛すぎて素振りも

出来ませんでしたから」

「良かったですね。でも

まだ半分ぐらいしか改善していないのですよ」

と私。

「半分でこれぐらいでしたら

これから先が楽しみですね」

辛さを表情に出されない

比較的ポーカーフェイスの方なのだが

喜んでおられるのがよく分かる。



整形外科の先生が

重症の腰痛を

素直に見放してくれてよかった。


もし大変な自信家の先生であったなら

歪んだ骨盤を無視して

手術等をしていたかもしれない。

もしそうだったとしたら

おそらく

大変なことになっていただろう。






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