肩、首の凝りと不安感を払拭したい30代女性

■2019/04/12 肩、首の凝りと不安感を払拭したい30代女性
「やっと予約が取れたー」と言って

現れた女性は何年も前から

時々来院される方である。


いつも予約がびっしり入っている

わけでもないのだが

予約は偏る傾向があり

またそういう時に限って

電話をかけてこられるからだ。


前回来られた時

余りにも首、肩が凝るのでスマホを

止めると言っておられたが

今度は編み物をしているという。


編み物はスマホのような

電磁波が出ない分

少しはましだが

根を詰めることには変わりなく

やはり首、肩はどうしても

凝ってしまう。


今回はまた

「私は前向きで積極心があるのに

不安感がいつも出てくるんです。

これ何とかなりません?」

と言われる。


不安感は大脳の古い皮質にあたる

大脳辺縁系の一つである

扁桃体から出てくる感情である。


西洋医学では

”言いようのない不安感が出てくるもの”

とされており

どうして出てくるのかについては

説明されていない。


大方の身体の不調は

血行不良にある。

という考え方から見ると

扁桃体を含めた大脳辺縁系に

血行不良が起きている

のではないか?

と推測できる。


大脳辺縁系の動脈は

椎骨動脈である。

椎骨動脈は頸椎6番から

頸椎の内側に入って

小脳、大脳辺縁系に向かうが

頸椎7番までは

肩の筋肉の中を通っている。

その筋肉が硬縮していれば

血液の流れを阻害する。


つまり

肩凝りが椎骨動脈を圧迫して

大脳辺縁系の血行不良を

を起こしていると

考えられるのである。


彼女は肩凝り症なので

つじつまが合う。


頸椎7番までの椎骨動脈は

深い所を通っているから

そこの硬縮を緩めるのは

容易ではない。


あまり刺激し過ぎると

細胞を破壊してしまう為

ある程度までにとどめ


全身の整体と

首、肩を緩めて施術を終える。


「あー、楽になった」

と言い残して彼女は帰って行った。


現代はすごい発展を遂げたが

逆に先が見えなくなってしまった。

その為

彼女のように

未来に不安感を持っている人が

増えている。


その不安感が

まさか肩凝りからくるとは

誰も考えもしないだろう。


しかし、この考え方は

私が勝手に立てた仮説に過ぎない。


これから

臨床を重ねて

実証していきたいと思っている。




































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