腰、膝が痛む70代男性

■2018/12/07 腰、膝が痛む70代男性
この男性は10年以上前から

膝が痛かったと言われる。

痛くなり始めの頃には整形外科に

通ったことがあるそうなのだが

しばらく通ってみても

目に見える形の改善がなかったので

治療に行くのを

止めてしまったという。


それ以来

奥さんが色んな治療院を

何度勧めても受けつけず、

何処にも行かれなかったようだ。


とても頑固一徹な方なのだ。


今回は膝だけでなく

腰を相当に痛めてしまったようで

仕方なく重い腰ならぬ

痛い腰を上げて

当院にやって来られた。


「朝起きる時が痛くて大変なのです。

それで朝風呂に入って

身体を温めると、

やっと動けるようになるのです」

と言われる。


まずベッドに座っていただき

後ろから骨盤を触診してみる。


右の寛骨が3センチ下がっている。

左寛骨は後傾して

上がっているように見える。


腰椎は後方に出っ張り

ジグザグしていて

両隣にある起立筋が

骨のように

カチカチ状態になっている。


これではちょっとした動きでも

痛めてしまう。


ベッドに俯せになっていただき、

まず、左右のハムストリングスを緩め

ふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋を緩める。


次に骨盤の中殿筋を緩めてから

骨盤の調整をした。


これで仰向けになっていただき

膝の調整である。


左右共膝関節が曲がり、ベッドから

膝裏がかなり浮いている。

状態としては悪い。


膝関節周りを時間をかけて

丁寧に緩めていく。


曲がっていた膝が伸び

脚の形が改善されたところで


今度は太腿の前側にある

大腿四頭筋を緩める。


特に外側の大腿筋膜張筋の筋膜を

意識して緩め

下肢の施術を終える。


もう一度俯せになり

硬くなっている背筋を緩める。

それから座り

頸椎の調整をして

全ての施術を終わる。


「いやあ、全身にビリビリ電気が

走っているようです。

実に気持ちがいい。」

体中の血行が良くなられたようで

上気した面持ちです。


ベッドから降り立ち

腰、膝を動かしてみても

痛みを感じないようです。


大変施術を

気に入っていただけたようで

苦笑をされながら

次回の予約をして

帰られたのだが、

その姿が

いそいそとされているように見えた。





















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