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左尻が歩くだけでも痛く、紹介で来られた70代前半の女性

■2017/09/01 左尻が歩くだけでも痛く、紹介で来られた70代前半の女性
この女性は運動が好きで、休館日以外は毎日スポーツセンターに通い、水泳、エアロ、ダンス、マシーンを使った筋力トレーニングと鍛えまくっているというからすごい。

数ヶ月前から腰の辺りが痛くなり、歩いていても痛むようになったので、整形外科に行った。
レントゲン検査の結果、腰椎5番が滑り症になっていて「これは手術をするしかない」と言われたという。

本来悩む性質ではないけれども、甥御さんに会った時、その話をしたら、当院を紹介されたのだ。


取りあえず、ベッドに俯せになっていただき、腰椎を診てみる。
「左のお尻の辺りが痛いのです」と言われるが、

お医者さんが指摘した、腰椎を先に確認する。
腰椎2番に軽い滑り症はある。
しかし5番にはない。

手術をしなければならない部分は何処にもないのだ。

そのことをお話しすると「えー?」と驚かれる。

骨盤を確認すると、仙骨の左側が出っ張っている。

「ここが痛いでしょう」その出っ張っている部分を押してみる。
「そこです、そこです」

これは左仙腸関節の亜脱臼である。

腰痛には色んな形があるが、この婦人の場合は仙骨の左側が後方にズレて痛みが発生しているのだ。

仙腸関節は靭帯によってガッチリ固められている。
だから、ズレることはないと整形外科は考えているらしいが、そんなことはない。

触ればすぐ分かることなのだ。

ズレるということは、靭帯が伸ばされていることになるが、
靭帯は繊維質であるから、一旦伸びてしまうと緩んだままになっていて、すぐに縮むことはできない。

ということは、緩んだ部分が力を取り戻すまで、回復に時間がかかるということになる。

「骨盤を矯正したので、今は痛みはなくなっていますがまた戻りますからね。
でも回を重ねるうちに改善していきますから」とお話して終りにする。


それにしても、いい加減な診断には、呆れるしかないが、

「手術」という伝家の宝刀を持ちだすのは、患者さんがその言葉を聞いた途端に、
「手術は嫌です」と言って身を引くのを待っているのだ。

「手術をしないのだったら、痛くても仕方がないのです。
取りあえずは、薬を飲んで痛みを和らげていましょうね」
という意味合いが込められているのである。








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新生院
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