左足の親指が痛む60代男性

■2018/09/26 左足の親指が痛む60代男性
この男性はめまいで通っておられる方である。

めまいがおさまって久しいのだが、


当時は、車の運転もできず、

仕事も辞めようと思っていたぐらい

あまりにも強烈なめまいだったようで

トラウマになっておられるのではないか

また仕事が忙しくて疲れるのもあって

週一の割合で通っておられるのだ。



今回来院された時

「左足の親指が痛むのです」

と言われる。


仰向けになっていただいて

まず、左足の親指を診てみる。


指先の方を趾節骨と呼ぶが

基節骨、中節骨、末節骨の

三つからなっている。

このそれぞれの骨の

捩れ方が違うので

順々に正してみて


「どうですか?」

と私が問いかけると、

「少し楽になりました」

とは答えられるが

もう一つ思わしくない

雰囲気である。


今度は膝を曲げて左右の脚を立て

足の甲の高さを比べてみる。


明らかに左の甲が高かった。


これで痛みの原因がハッキリした。

左の脛骨が前に出ているせいなのだ。


その為、前にある足根骨の

舟状骨、楔状骨が

押されてやはり前に出る。

その前にある中足骨が

しっかりとその力を

受け止めるので

そこの関節のところで押し合い

浮き上がってくるのだ。

だから甲が高くなっているのである。


しかし、

しっかりと受け止めている中足骨も

少し前方に押し出されており

またその前にある趾節骨を圧迫して

痛みが発生しているに違いない。


脛骨を後方にズラす調整をする。


これで押されていた足根骨の位置が

正常に戻り痛みが解消する筈だ。


ベッドから降りて歩いていただく。

「あれー、楽になったぞ。

まるで、マジックみたいですね先生」

と男性。


またベッドに戻っていただき、

身体全体の整体をして終わる。



外反母趾も脛骨が前に出る為に

起きている。


お医者さんは、足で発生する痛みを

全て足底腱膜炎としてしまうが

脛骨が前に出ているのが原因である。


また片方の足が大きくなるのも

脛骨が前に出ている為である。


だが、どうして脛骨が

前に出るのかの原因は

解明できていない。

















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